ファッションは「スローファッション」へ、今年考えたい長く楽しむ新生活

デュアルライフ 長野

平成から令和にかわってわずか。
まさかこんな短期間で、それもコロナという思ってもみない要因で社会が変わってしまうなんてことを誰も想像しなかったのではないでしょうか。

そして、それはもちろんアパレル業界、つまりファッションの世界も同じこと。大量消費時代が終わりを告げ、ファストファッションからスローファッションへと変貌を遂げているファンションの世界。そんな今後のファンションの世界について、考えていきます。

令和のトレンドは『存在の意味』を考えること

コロナによって変容した世界。
そこには、様々な変化が考えられますが、その大きな方向は『存在の意味』をしっかりと考えていく社会の有り様です。

・意味もなく存在することの難しさ

これまで、日本の社会には『ただ存在する』というものが受け入れられやすい現状がありました。使い捨て文化、大量消費、そういった特段消費されること以外に意味を持たないものが、それです。

もちろんそこには「安い」とか「楽しい」といった簡単な感情を揺さぶるものがあったのは確かですが、そういう一時的な欲望に関する存在価値で十分だったわけです。

その代表格がファストファッション。
安くて、替えがきいて、手に入りやすいと言うだけで、そこにそれが存在する意味はさほどない。なくてはならないこともないければ、ないと困るわけでもない。そんなものであっても、問題なく存在できる緩やかさがあったのは確かなことです。

・なくてはならないが最優先される世界

なくてもいい、そんな存在の価値が薄いものでも許容された世界。
そんな、ある意味懐の広い社会のあり方は、コロナの蔓延で根底から否定されつつある状況にあることは、皆さん御存知の通り。

まず何をおいても『絶対に必要な価値』を持ったものが最優先である世界。
つまり『なくてはならない』から順番に、価値を持つものだけが残されていくような、存在の価値に社会が変化しています。

それは、一間とてもつまらない世界に見えます。しかし、言い換えれば、存在するものが社会にしっかり役割を果たす。そんな世界であるとも言えますね。

スローファッションという意味ある形

デュアルライフ/スローファッション

存在の価値がある、そんな物が残っていく社会。
そんな社会の中で、ファッション業界が目指すべき形、それがスローファッションです。

・着る、楽しむ、それ以上の価値を求める

スローファッションの一番のポイント、それは、基本的な服飾の意味プラスアルファの存在。一般に、着るものといえば、その価値は『着る』事、そしてファッションと範囲を広げれば『着ることを楽しむ』というのがその大きな基本の価値です。

そして、それに特化し、そこだけを安く提供したのがいわゆるファストファッション。しかし、この令和の世界ではそれだけでは不十分。

ファッションにも、『着る』『楽しむ』以上の価値、そこに、それが存在することで得られる社会的な意義や価値が必要です。その、プラスアルファの価値を求めるファッション。それがスローファッションです。

ファッションで社会にどう貢献できるのか

ファッションは、着る楽しさを味わう文化です。

しかし、ファッションが当たり前の現代社会で、そこにそれを『付け加える』ことは出来ます。服を着るだけで、おしゃれを楽しむだけで、そして、特定のブランドの意思や思想に共感することで、社会に対して前向きなメッセージを発信する。

ファッションを楽しむという行為が、そういった社会への意義に達する思想となる。その、意義や思想を選択し、共にブランドの目指す社会の形やあり方を共有すること。それがスローファッションの楽しみ方です。

スローファッションの一つの形『サスティナブル』

ファッションの基本的な意味にプラスアルファの意味を持つことで、ユーザーとともに社会に貢献する。そんなスローファッションのあり方の中で注目されているのが「サスティナブル」という新しい価値です。

・サスティナブルとは

サスティナブルとは「持続可能な」という意味。
最も代表的な使われ方としては、SDGs(エスディージーズ)という国連サミットで採択された「持続可能な開発目標」を満たす活動をさします。

この持続可能な社会の目標を示したSDGsとは簡単に言えば、安定した社会づくりの指針のようなもの。使い捨てや大量消費の社会から抜け出して、資源を食い尽くし気候や環境を無視し独善的であった社会を、もっと長期的な展望に立った社会に変化させていこう。そういう取り組みです。

・ファッションとサスティナブル

ではこのサスティナブルという言葉をファッションに落とし込むとどうなるのか。実はそこには、様々な価値観や方向性が存在し「これこそがサスティナブルなファッションだ」とか「こうでなければサスティナブルなファッションだ」というものはないと考えます。

例えば、エコロジーに配慮してリサイクル前提のファッションを作り出す。例えば、オーガニック原料を利用して地球に優しいファッションを作り出す。例えば、途上国に生産地を設定して国家間の格差の是正に貢献する。そういった、SDGsの定めた目標に敵うものであれば、それはすべてサスティナブルファッションと呼べるものと考えてもいい。

La Barbaが考えるサスティナブルな取り組み

デュアルライフ/サスティナブル

スローファッションとして取り組むサスティナブルな目標
そんななか、わたしたちLa Barbaもまた、サスティナブルな取り組みをはじめています。

・自分たちだけにある強みとは?の答えは長野だった。

サスティナブルという目標に取り組む時、わたし達にはわたし達にしかできないものが必要でした。もちろん、他の企業が取り組んでいることにも積極的に関与していきますが、それだけでは本当の意味で「存在意義」があるのか?という葛藤はあるのです。つまり、そこにあるのは、他の誰でもなくわたし達La Barbaが取り組む意味。そう考えた時、わたし達にあったのが「長野」だったのです。

地方創生というサスティナブルへの関わり方

SDGsの定めた目標の中に『住み続けられるまちづくり』というものがあります。他にも『働きがいも経済成長も』『産業と技術革新の基盤を作る』というのもあります。これらの目標を考えた時、わたしたちLa Barbaが目指すべきサスティナブルファッションとして長野発の地方創生が最適解だと考えています。

楽しく、そして価値あるファッションとともに長野の発展に価値ある情報や活動に力を入れていく。わたし達の商品のユーザー様やファンの皆さまが、共にそんな価値を追求できるポートとなる。これがわたし達の考えるスローファッションです。

スローファッションで着るをより楽しく

最後に、大切なことはスローファッションはなにも小難しいものではありません。むしろそれは逆で、いかに着るという行為に付加価値をつけて、より楽しむことが出来るのか、それが本来のスローファッションのあり方。

それは、わたし達La Barbaが提供する長野の地方創生という目標も同じ。日々の暮らしに、ちょっとだけ楽しいをプラスする、そんな豊かな生き方を提供する事がスローファッション。新しい世界のファッションの楽しみ方だと切に想うのです。

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