昨年冬、中国武漢から発生したとされる新型コロナウイルスの脅威。
早いものであれからもうすぐ一年という月日が過ぎようとしています。そして、またしても冬がやってきます・・・。
コロナの第2派を防ぐため、そして、万が一第2波に襲われた時自分の身を自分で守るために、ここはしっかりとウイルスケアをしておきたいものですね。そう、それは、洋服のケアも同じことなんです。
本当の第2波はこれから
新型コロナウイルスことCOVID-19が流行したのは冬。
そう、本当の第2波とはこれからその危険性が高まると過去の事例からも証明されています。
世間で言われた第2波は第1波の余韻。
緊急事態宣言などが発令されロックダウンなどが行われた春先。
その後、一旦落ち着きを見せた後、福岡や大阪、東京などで感染者が一気に増えた時、マスコミなどで「第2波」と言う言葉が使われました。
厚生労働省もこれを第2波としていましたが、世界では本当の第2波はこれからだと言われているようです。イギリスBBCの記事によれば、2020年の冬には更に増加するというイギリス政府機関が発表しました。
(参照)BBC News:https://www.bbc.com/japanese/53399758
そう、勝負はこの冬かもしれません・・・。
・対策はあるけど対処はできない新型コロナウイルス
1年経って、新型コロナウイルスへの対策はずいぶんと進みました。
マスクや手の消毒は徹底され、ソーシャルディスタンスなども当たり前の日常に溶け込んできて、感染対策はかなり前に進んだと言っていいですよね。
しかし、特効薬や効き目あるワクチンができたかと言うと、これはまだ先の話。
アビガンなどの特効薬は、その有効性に疑問の声も上がり、各国で競争しているワクチン開発も、それが本当に効くかどうかは未知数。やはりまだ完全に対処できる特効薬とは言えず、しっかりとした対策で乗り切るしかないようです。
新型コロナウイルスを乗り切る衣類のアフターケア
新型コロナウイルスへの対策。
時間が立つにつれて普段の生活に戻り、気が緩んでいる人もいるかもしれませんがしっかりと行いましょう!
・アウターは2枚用意する
新型コロナウイルス対策として、一番やっておきたいのは2種類のアウター。
人によっては、コートやジャケットなど、お気に入りのものをワンシーズン使う人もいますが、これではやや不安。
コロナウイルスは洋服の表面で数時間から1~2日近く生存すると医学雑誌New England Journal of Medicineのデータに基づく記事では述べられています。
(参照)Businesssinsider:https://www.businessinsider.com/coronavirus-lifespan-on-surfaces-graphic-2020-3
つまり、一日は休養時間がほしいということです。
万が一、ふたたびパンデミックが起こったときのことを考えれば、2着交代体勢は作っておいておいたほうが良いかもしれません。
・アウターやスーツは玄関に
米国CDC(疾病対策センター)によれば、帰宅後衣服は叩いたり振ったりしないことが重要だそう。できるだけ家の中に持ち歩かないようにして、可能であれば玄関にハンガーなどを設置してそこにかけておくようにするといいでしょう。
ウイルスは乾燥とともに死滅しますから、そこで1日放置してあげれば問題なし。
玄関にかける場所がない場合は、人のあまり立ち寄らない部屋やクローゼットの中にすぐに閉まってそのまま1日おいておくと可能性は減ります。
・できればやりたい消毒or洗濯
厚生労働省によれば、外から持ち込んだウイルスは消毒で死にますし、洗濯して干せばほとんどは死滅します。(参照)厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html)
しかし、難しいのは、アウターやウールなどはそうそう頻繁に洗濯ができるものではありませんし、アルコール消毒や除菌スプレーなどが衣類にダメージを与えることも。ですので、まずは素材を見てできることをしっかりと把握しておきましょう。
そして、基本は、
①洗えるものは帰宅後すぐ洗濯
②除菌できるものは表面だけでも除菌しておくと安心です。
③そうでないものは、風通しの良いところにかけておきましょう。
・靴は気にしなくていい。
欧米諸国では、靴の裏に付着したウイルスで感染が拡大した、と言う情報もありました。真偽の程はよくわかりませんが、その可能性はもちろんゼロではなく、気をつけるに越したことはないという認識でいいでしょう。
しかし、日本家屋は玄関で靴を脱ぎます。靴の裏などの消毒をしなければいけないようなことはあありません。
・意外と忘れがちなファッションアイテムも消毒と洗濯
最後に、意外と忘れがちなのがアイテム類。
特に冬はアイテム類が多くなりがちです。帽子やマフラーもそうなのですが、要注意なのが手袋。新型コロナウイルスは飛沫感染で、ドアノブや手すりなどを介し手のひらなどに付着していく為、ありがちな感染経路になっています。ここは注意したいポイント。
これらも、できれば洗濯、もしくは消毒して、一日休めるというのがベスト。複数用意しておきたいアイテムです。
2020~21年の冬までは警戒しておく
過去の感染症(スペイン風邪など)をみると、スペイン風邪の死者:(第1波)257,363→(第2波)127,666→(第3波)3,698
このように、被害の大きさが深刻なものは多くて2波までと予想されます。
(参照)東京都健康安全センター年報56号
http://www.tokyo-eiken.go.jp/archive/issue/kenkyunenpo/
もちろん全くおなじになるとは言えませんが、とりあえず2年目の冬まではしっかりと警戒しておくといいでしょう。衣類のアフターケアで、ある程度リスクを下げられるならば、しておくに越したことはないですからね。
2020 AUTUMN & WINTER 『LaBarba Best Sellection』