梅雨は「カビ」の季節!大事な衣類を「カビ」から守るカビにまつわるエトセトラ

「カビ」と戦うにはまずは知ること!「カビ」をしっかり学ぶ。

梅雨のジメッとした空気。
なんとなく気分が落ち込んでしまう季節がやってきましたが、そんなとき、久しぶりに出したお気に入りの服にカビが!なんてことになったらよけいに気分が落ち込みますよね。

しかし、梅雨はカビの被害が出やすいシーズン。高温多湿はカビにとってこの上なく快適な気候なんですね。この時期、大切な衣服がカビるようなことがないよう、対策も兼ねてきちんとカビについて知っておきましょう。

・クローゼットはカビ天国

衣服にカビが生える。
実はコレ、そんなに珍しいことではなく、むしろ家の中でもカビやすいところに服はあります。現代社会では、家の中は梅雨であっても結構乾燥しています。主にエアコンのおかげで。ところがそれがクローゼット・押入れ・タンスの中ではそうはいきません。

部屋がいくら乾燥していても閉鎖空間であるクローゼットの中は、梅雨らしい高温多湿の状態。掃除もめったにしませんから、カビの栄養源であるホコリなども多く、絶好の環境なんですね。

簡単「白カビ」と厄介「黒カビ」

衣服に映えるカビの種類、それは白カビと黒カビ。白カビは、白い衣服ではほとんど見えませんが、濃い色の服の表面に粉を吹いたように広がっているカビです。

反対に黒カビは名前のとおり真っ黒なカビ。しかも白カビは表面に薄く広がるタイプのカビですが、黒カビは衣服の繊維に根を張るのが特徴。さっと拭くだけで応急処置が出来る白カビに対し、黒カビはしっかりと処置しないと相当落としにくい汚れになります。

・白カビの落とし方。

基本的に白カビは、アルコール系の除菌スプレーや除菌シートで拭けば落ちます。アルコール系の除菌剤はカビの大敵なので応急処置的にはそれでも十分です。再発防止も含めてしっかりとカビの除去をしたい場合は、その後に酵素系漂白剤を使って洗濯をするといいでしょう。白カビはコレで十分です。

・黒カビの落とし方。

黒カビは、繊維に根を張っているため、拭いただけでは落ちません。それどころか、黒カビを拭き取ろうとするとカビの繊維が服の奥まで入ってしまい、結果的に逆効果になることもあるんです。

なので、黒カビ落としは漂白剤をしっかりと繊維に染み込ませる事で落とせますが、頑固な黒カビの汚れは、ただ漂白剤を入れて洗濯してもほぼ落ちません。しっかりと手順を踏んで、頑固な黒カビ対策をしっかり理解しましょう!

・黒カビ退治の手順

①黒いシミになっている部分に綿棒でしっかりと酵素系漂白剤を塗り込む。
②熱湯に酵素系漂白剤を混ぜた漂白液を作りつけ置きする。(30~2時間)
③カビの落ち具合30分おきに確認して、落ちていたらすすぐ。
基本的な手順は以上になります。

また、黒カビ落としをするときは以下の注意点に気をつけましょう。
※漂白剤はかなり強い薬剤です。肌の弱い人などはゴム手袋をすること。
※熱湯プラス漂白剤の効果は高いですが衣類にダメージを与えやすいので、何度もやらず無理な時は諦める。
※酵素系漂白剤は粉末のものがベスト。
※色物の衣服は色自体が落ちる危険性があるので必ず洗濯表示タグを確認しましょう。

一番のカビ対策は予防です。

ここまで、カビの対処法を紹介してきました。
ただ白カビはいいとしても黒カビに関しては完全に落とせない場合も多いですし、落とせたとしても衣服にダメージを与える危険性もあります。さらにはクリーニング店によっては黒カビのしみ落としを受けてくれないところも。
なので、一番の対策は、やっぱり予防。しっかりとカビの予防をして、そもそもカビが生えないように気をつけましょう。

・カビ予防の一番手は湿気対策

カビは高温多湿を好みます。
これは逆に言うと、高温多湿でなければカビは生えてこないということ。なので、クローゼットなど、衣服をしまっているスペースに湿気がこもらないようにする事が最も効果の高い方法です。そこで重要なのが「換気」「余裕」「除湿」の3つ。

「換気」は、服を出すときだけではなく、定期的にクローゼットなどを開け放って中にこもった湿気をこもらないようにすること。(エアコン使用中が効果的)「余裕」は、クローゼットなどの中を衣服でパンパンにせず、風通しの良い状況にしておくこと。(クリーニングのビニール袋は外しておこう)そして最後の「除湿」は、市販の除湿剤などを使ってしっかりとクローゼットなどの中を乾燥させておくことです。(交換はしっかりとしておきましょう)

・カビ予防は洗濯にもポイントが!

実は、カビ予防に大きく関わっているのが洗濯。
まず第一条件として、特に梅雨から夏にかけての時期は、一度着用したものは必ず洗濯する事が重要です。皮脂汚れや汗はカビにとって絶好の餌になるのでしっかり落としておきましょう。

そして、見落としがちなのが、洗濯槽のカビ。実は洗濯機の洗濯槽はカビの温床です。そんなカビだらけの洗濯機で洗濯をしてしまえば衣服にカビの種をまくようなもの。市販のクリーナーや重曹などで、洗濯槽のカビ落としも1~2ヶ月に1回のペース行う事を推奨します。

健康のためにもカビのない生活を

カビは衣服の見た目を悪くするだけではなく、身体にも悪影響を及ぼします。健康のためにもしっかりとカビ対策をして、心も体も、そして衣服もスッキリとして梅雨から夏のシーズンを乗り越えていきたいですね。

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