梅雨シーズン到来!お部屋の湿度は大丈夫?ファッションのアフターケアは部屋の湿気にポイントが。

湿気対策・ファッション

暑さの厳しい夏がやって来る!となると気になるのは、暑さだけではなく、日本の夏にはもれなく暑さとともについてくる湿気。実はこの湿気、衣類のアフターケアにとっても大敵中の大敵。

部屋の湿気くらい別にいいかと放置しておくと、その湿気は大切な衣類を保管している場所に集中して……。待っているのは大惨事。なんてことにならないように、お部屋の湿気をしっかりと対策しておきましょう。

部屋の湿気は隅に集まる、つまり。

湿気の多い夏。空気中をさまよっている湿気は、部屋の中にまんべんなく均一に広がっていくものではありません。というのも、空気自体が部屋の中で対流しているからですね。

では、部屋の中の空気はどんなふうに移動しているのかというと、基本的には部屋の中心から外側に向かって流れていきます。

これは、部屋の中心には人がいるので温まりやすいから。空気は温かいところから冷たい方向へ流れるという性質があるため、基本は外向きの流れになるんですね。

そして、部屋の中で、家の中で、一番温度が低く隅っこにあるものと言えば、そう、クローゼット。夏の湿気は、大切に保管している衣類の方向に向かって流れていると言っても良いのです。

衣類のアフターケアとして、部屋の湿気対策NGあれこれ

湿気対策/風通しのいい部屋

では、部屋の湿気対策として、NGなものをピックアップします。

・窓を開けない

これは結構やっている人が多いNGポイント。冷房などが湿気をとってくれるため、窓を開けないほうがむしろ部屋が乾燥すると思っている人が多いのか、最近窓を開けない人が多いと聞きます。

しかし、それはまちがい。冷房の風はつねに一定方向に吹いていますから、流れの中で空気が淀む場所が出てくるんですね。

それに対して窓を開けて入ってくる風はつねに一定方向ではありませんし、クーラーの風量とは比べ物になりません。外がカラッと晴れている日はしっかりと換気する。重要なポイントです。

・観葉植物をおいている

観葉植物はお部屋にうるおいを与えてくれます、そう、うるおいです。つまり、これ、本当に湿気のもとなんですね。もちろんだからといって、せっかくの観葉植物を処分しろとはいいませんが、少なくともクローゼットのある部屋からは移動しておいたほうが無難です。それができない場合は、乾燥対策をより厳重にしましょう。

・掃除の後始末をしっかりと

カビ対策のためにも、掃除はしっかりとやったほうが良いものです。しかし、特に夏の間は拭き掃除など水を使った掃除の後はしっかりとアフターケアをしなければいけません。

とうぜん掃除に使ったものは、しっかりと乾燥して仕舞うのは前提。そのうえで、拭き掃除などで濡れた床なども、しっかりと乾かしておくように心がけましょう。

また、食事の後テーブルを拭く濡れ布巾なども、湿気の原因となります。水に濡れたものや環境はしっかりとその都度乾燥させておかないと、掃除など清潔にするためにやったことが逆効果になることもあります。

衣類のアフターケアのため。湿気対策にこれをやっておくべき

洋服ケア/湿気対策

部屋の湿気を取るための工夫、あまり見かけないポイントをピックアップします。

・布団を干す

布団を干すと湿気対策になる、というのは何も布団の寝心地だけの話ではありません。夏は部屋の温度が高くなりますから、あなたが寝てる間にかいた汗を布団がしっかりと吸い込み、日中に高温になるとその湿気を部屋の中に吐き出してしまうんですね。

そして、寝室はクローゼットがある人も多いですから、これは大きなダメージです。ですので、できるだけマメに布団は干すようにしましょう。市販の布団乾燥機などがあれば、ダニ退治にもなって一石二鳥です。

・ワンルームならシンク下を閉めない

キッチンが衣類の収納から遠く離れているのならいいのですが、そうでない場合はやはり気にしたいのがキッチン。特にシンク下は、湿気がこもりやすく、パイプを通してお湯や水によって温度変化も激しくなることから、湿気とカビの温床となります。

ですので、ここをつねに開けておくというのは一つの方法です。一見、シンク下の湿気を部屋の中にはなってしまって逆効果のようですが、一箇所に湿気がとどまり続けていつまでも乾かない状況を作るよりは、こちらのほうがマシ。カビ防止にも効果ありです。

・さぼしという言葉を知っていますか?

日本には「さぼし」という言葉があります。これは、風にさらすという意味の言葉なのですが、夏の湿気の強い時期にはこのさぼしが結構重要。

夏、外に着ていった服やアイテムは熱と湿気をしっかりと吸っていますので、こういった物一回風にさらしてさぼすことで、その熱と湿気を取ってやるのです。

方法は、風通しの良い窓際などに吊るしたりハンガーでかけておくだけでOK。洗ったものをクローゼットに仕舞うときも、外や乾燥機で乾かして熱々になった洋服をそのまま仕舞うのではなく、一回さぼしてから仕舞う。先人の知恵、有効活用しましょう。

衣服のアフターケアに部屋の乾燥は欠かせない。

衣類のアフターケアを万全にしているのに、部屋が湿っている。これはもう、せっかくの衣服のアフターケアを完全に駄目にしてしまう原因となりかねません。湿気の多い夏、部屋の湿気取りには十分気をつけて、大切な衣類を守っていきましょう。

初夏ファッションランキング


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする