春のシャツ!!これさえ押さえておけば大丈夫!!<豆知識編>

ビジネスパーソンにとっての戦闘服とでも言うべきワイシャツなどのシャツ類。
アウターコートなどと違ってフルシーズン活躍するものですし、業態によっては毎日洗濯が欠かせないものでもあります。

しかも、シワシワだったりよれよれだったりすると信用にも関わってくる大事なアイテムでもある、シャツ類。というわけでここではそんなシャツ類のお手入れ方法をしっかりと網羅。これさえ抑えておけば大丈夫というレベルに、レクチャーいたします。

ケア前にしておくこと。

まずは、シャツのケアをする前にしておくべきことをお抑えましょう。

・素材をしっかりと把握しておく

シャツのみならず、衣類のケアにおいて最も大切な要素は『素材』
そのシャツが化学繊維なのか綿なのか、はたまたシルクなどでできているのかでケアの方法は大きく違います。また、形態安定系なのかイージーケアなのかでも違います。まずはしっかり素材を調べておきましょう。

・洗濯タグを確認する

衣服のケアにおいて一番の指針となるのが洗濯タグです。
基本的に洗濯タグに書かれている意外の作業はしてはいけませんので、これもしっかりとチェックしてください。洗濯タグの意味と内容については、下記HPを参照ください。

【消費庁】
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html

基本的にはここにある内容を守っていれば問題ありません。

洗濯を始めよう

洗濯シャツ

シャツのケア前にしておくことをしっかりと行ったあとは、洗濯からはじめましょう。

・決して無理はしない。

化学繊維や一般的な綿素材のシャツであれば、普通に選択できます。
しかし、細かい装飾のあるもの、刺繍などがあるもの、シルクなど高級素材のものは無理せずクリーニングに出しましょう。決して無理はしない、鉄則です。

・洗濯前の作業

洗濯前にしておくことは「①シミのチェック②ポケットのチェック③裏返す」の3つです。シミに関しては、シミ落としを事前に行う必要があります。ひどいシミなどに関しては、無理せずクリーニングに出しましょう。

ポケットのチェックは文字通りで、シミや他の洗濯物への影響もあるのでしっかりとそして、シャツのボタンを外して裏返せば、洗濯準備は完了です。

・たたんでネットに入れる

事前作業が終われば、洗濯の開始。
まずは裏返しているシャツを収納時と同じ用にたたんで、ネットの中に入れましょう。ここで重要なのはふんわりとやさしくたたんでやること。しっかりときつめにたたんでしまうと、洗いジワがついて後々めんどうになりますので気をつけてください。たたみ方に関しては、あまり細かいことは気にせず、いつものやり方で構いません。

・洗濯は指示通りに行う

シャツに限らず、洗濯の極意、それは指示通りに行うというのが最良の方法です。
すでに確認してある洗濯タグと洗剤に書かれている容量を守って洗濯すれば、ほぼ失敗なく出来上がります。ただし、洗濯槽の内部は、多くても7~8割にとどめておいてください。洗濯物の量が多すぎると、シャツなどは他の洗濯物が絡んで洗いジワが増えてしまいます。

・脱水は短く、30秒。

じつは、シャツの洗濯で注意したいポイントはこの脱水。
シャツは、薄くて柔らかい素材でできていますので、洗濯機の一般的な脱水方法である遠心分離があまり得意な素材ではありません。また、シャツ自体は乾きやすい素材でもあります。ですので、シャツの脱水は30秒くらいで十分。脱水しすぎることによって、素材を痛めることがないようにしましょう。なお、洗濯機の機能としての乾燥はNG。必ず、自然乾燥を行うようにしてください。

・ワイシャツには漂白剤、仕上がり重視なら柔軟剤

柄物ではないワイシャツは、漂白剤を入れて洗うといいでしょう。
漂白剤の種類については、やはりこれも洗濯タグでしっかりと把握して使ってください。また、あまり知られていませんが柔軟剤を使うと洗濯ジワが軽減します。シャツに柔軟剤を使うというのは、あまり聞かない方法だと思いますが、仕上がり重視なら柔軟剤は便利なアイテム。使ってみると良いでしょう。

・洗い上がりがくすんでいる場合

しっかり選択したにもかかわらず、洗い上がりが黄ばんでいたりくすんでいたりする場合はつけ置き洗いが有効です。ただし、この方法は生地をどうしても痛めてしまいます。マメに洗濯し、しっかりと管理することでこういったじチャイは防げますので、まずはそうならないように気をつけましょう。つけ置き洗いでも落ちない、もしくは生地を極力痛めたくない場合は、クリーニングに出しましょう。

乾燥させる。

シャツケア方法

では、次に脱水をかけたシャツを乾かします。

・脱水後はスピード勝負

シャツは非常に柔らかく薄い素材でできています。

ですので、脱水が終わってから干すまではタイムアタックレベルのスピード勝負になります。脱水後の放置時間が長いほど、シワと嫌な匂いが増えると思ってください。なので、脱水が終わったら、すぐに洗濯槽から出して、手でたたきながらシワ伸ばしをします。早ければ早いほど、この作業も楽に行なえますよ。

・シャツを干す時はハンガーにこだわる

何度も繰りかえしにになりますが、シャツは薄くて柔らかい生地でできています。乾燥自体には時間がかかりませんが。干す際に注意して干さないと、今度は干しジワができてしまうものです。ですので、シャツを干す場合はハンガーにこだわってください。

ハンガーは、できるだけ肩の部分の素材が太くなっているものを選んでください。シャツを干す専用のハンガーを購入しても良いですが、無い場合は、スーツ棟を購入した際にもらえるプラスチックのハンガーもおすすめ。かける際に、縫い目に沿ってシワ伸ばしをしながら干してください。

・乾いたらたたまずにハンガーで保管

シャツの取り込みは、しっかり乾いていることを確認して取り込んでください。悪天候時の室内干しなどでは、なんとなくパリッとしていない状態で取り込んでしまうこともあると思いますが、シャツには厳禁です。エアコンの風や扇風機などを利用して、必ずしっかりと乾かしましょう。乾いたら長期収納や衣替えでもない限り、シャツはハンガーで保管します。保管の際は、間をできるだけ詰めずに掛け、風通しの良い湿気のこもらない状態にして保管しましょう。なお、ハンガーは細いもので構いません。しっかりと乾いたシャツであれば、細いハンガーでも型くずれすることはまれです。

長期収納時はたたんで収納

シャツを収納する場合は、きっちりとたたむが鉄則です。
基本的にショップの売り場においてある状態のたたみ方がベストで、正しいたたみ方でしっかりとたたんでください。また、たたむ前にアイロンがけも必須。これは、シワを伸ばすという意味だけではなく、アイロンがけによってできるだけ湿気を飛ばすことが目的です。

シャツはカビなどにも弱いですので、しっかりとアイロンがけしておきましょう。また、防虫剤などは、直接シャツに触れないようにて収納しましょう。

シャツはデリケートを心がける

シャツのケアのポイント、それはシャツはデリケートであるということになります。ですので、できるだけ手荒なことはせずに、マメにきちんとケアする習慣をつけてください。そして、もう一つ大事なことは、無理せずにクリーニングに出すこと。普段の手入れを超えるような事態に遭遇した場合は、無理をしないのも鉄則です。


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