ラ・バルバ「1%の熱狂」vol.54【新商品開発、実はテストと失敗だらけ?】

ずいぶん昔、ファッション雑誌によく出ていた「ロンドンブーツ1号2号」の「田村 亮さん」が履いていたバッシュ、85年製の「NIKE DUNK 紺×黄」が本当に羨ましいなぁ〜と思っていたのをネットNEWSを見ながら思い出しました。亮さんが早く笑顔になるとよいな〜と思います。

皆さんこんにちは、クリエイティブデザイナーの荒井です。

以前も書きましたが現在、長野市にある靴下工場の「タイコー」さんと組んで、「La Barbaオリジナル」初の靴下の製品化を目指し商品開発を進めています。

今回、こんな2種類の靴下の開発をしています。
1つ目は「ウール素材に裏起毛を配した、とびきり暖かい靴下」
2つ目は「高機能コットン素材の、おしゃれな3P靴下」

いや〜新しい製品の開発ってのは何度やってもやはり難しいですね。
このうちのウール素材の靴下の方が、現在難航しておりまして、今までに2回サンプルを製作して頂いたのですが、ちょっと難点があります。

1回目のサンプルは、”ウール100%”の糸で製作。裏起毛もすごく良い感じに仕上がり、とても暖かい!
しかし着用テストをしてみたところ、すぐに表側が毛玉になってしまいました。
柔らかく肌触りが良い糸だったので、その分、毛玉にもなりやすかったんですね。ん〜残念。

その改善をする為に、工場さんと相談すると「少しアクリルを入れた糸なら毛玉は改善されます。」ということだったので、”ウール70% アクリル30%”の糸で、2回目のサンプルを製作して頂きました。

2回目のサンプルの出来はというと、見た目、素材感、暖かさ、毛玉になりづらさはとても良い感じです!
がしかし!最後に暖かさを増す為に裏面に起毛をかけるのですが、この起毛がちゃんとかかりませんでした。う〜〜ん惜しい!
起毛がかからない理由としては、毛玉になりづらさを考え、糸に毛羽が少ないものを選んだので結果起毛もかかり辛かったんですよね〜。もの作りは難しいですよね〜。

そして先日は、ラバルバ代表の太一さんと僕で「タイコー」さんに伺い、再度打ち合わせをして来ました。
3回目のサンプル製作に向けて、条件としてはこんな感じです。

①毛玉になりづらい
②裏の起毛がしっかりかかる
③ウール混率が高めのもの

難しいのは、①毛玉になりづらい、②裏の起毛がしっかりかかる、この2つは相反する要素なんですよね。
「毛玉になりづらいということは、起毛もかかりづらい」
「起毛がかかりやすいということは、毛玉になり易い」

こんな無理難題のテーマなので、打ち合わせは難航しまして、複数人の職人さん達とも話ながら「あ〜でもない、こ〜でもない」数時間、案を練りました。

本当に工場の「タイコー」さんの協力には感謝です。
「お客様にとってどういうものが良いものなのか?」を突き詰めすぎて、工場としてはなかなかめんどくさいテーマを言っている僕たちに、まったく嫌な顔をせず協力的に進めてくれています。

このテーマに関しては、相反する部分の最大公約数を目指す為、数種類の糸と起毛の仕方でテストを行い、3回目のサンプル製作に向かって頂くことになりました。

そして③の、なぜウールにこだわるのか?と言うと、ウールはなんと「自ら発熱する繊維」なんですよね。僕も今回の靴下製作で知った事実です。なので暖かさでは最強です。
長野の寒い冬には、そんなウールの靴下で皆さんの足もとを温めて頂きたいと考えている為です。

上記の通り、テストをしながら進めていますので、まだ最終着地は未知ですが、何とかして良いものを工場と一緒に作り上げたいと思っておりますので、引き続きご期待くださいね!

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