皆さんこんにちは、クリエイティブデザイナーの荒井です。
このブログをよくご覧の方は、ご存知の方も多いと思いますが、ラバルバ15周年の企画が賑わいをみせています。皆さま、いつも本当にありがとうございます!
そんな中「別注商品」という言葉が何度もあがっておりますが、そもそも「別注って何?おいしいの?」という方もいらっしゃるかと思いますので、「ものつくり」をしている僕の目線から、「別注」について説明してみたいと思います。
あらためてどうでしょうか?
別注商品て何のことか、皆さまわかりますでしょうか?
通常、アパレルブランドは約半年に一回展示会を行い、そこで全国のお取り扱い店舗様に来シーズンの新作のサンプルを見てもらい、注文をもらってから生産に入るという流れになっています。なのでセレクトの違いはあれども、各取り扱い店舗では同じ商品が並ぶことになります。
それに対して「別注」というのは、展示会で発表されたものとは別で、その店舗の為だけにデザインされ作られる商品ということになります。
ということは別注商品は『世界でここでしか買えません』ので、お客様にとっても特別感を感じられて、とても満足して頂ける商品になると思います。
では何故別注をやっているお店が多くないのか?
実はいくつかの理由で、別注商品を制作するのはハードルが高いのです。
まず1つ目としては、ブランドと店舗の関係性に信頼関係が築けていなければいけません。
初取引でいきなり別注なんかはもちろん出来ないのです。
今回別注を組ませて頂いたブランド様とラバルバは、長いお取引の中、信頼関係が築けていたということですね。素晴らしいです。
そして2つ目としては、商品や服に対しての専門知識が必要。それがないと別注へのアイディアも産まれませんし、ブランドとお店の両方の特色をだしながら、クオリティーが高い商品を企画するためには、お店側にも専門知識が必要です。ここは僕のサポートによりクリアされました。
そして3つ目、もっとも現実的な部分で、別注はそれ単体で生産しなくてはいけないので、生産ロット数が発生してしまうということ。
「〇〇着は必ず作ってくださいね。」ということです。
これは生産業では当たり前ですが、効率を考えると必ずロット数というのはあります。
通常の展示会発注では、複数の店舗の注文をまとめて生産しますので、生産ロットの問題はないのですが、別注となると一店舗の為だけに作るので生産ロットのリスクを全て持たないといけないということです。
このリスクが出来ない店舗がやはり多いんですね。特に地方で運営する会社なんかは通常難しい話だと思います。
しかし!
今回ラバルバでは15周年というこのタイミングで、生産ロットの着数をクリアできる確信ができ進めてまいりました。
僕も長きに渡り全国の色々なセレクトショップとお付き合いして来ておりますが、大手でない限り、これはなかなか出来ることではありません。
15年の中で、お客様、ブランド様と良い関係が築けて来れたからこそ「すばらしい商品が作れる!喜んで頂けるお客様が沢山いる!」と確信できたのだと思います。
今回の別注は、スタッフでアイディアを出しあい、そこから清水、島田が各ブランドのデザイナーさんに投げて、さらに揉んで形にして行ってくれました。ありがとう!
僕は技術的な面からのアイディアやサポートを中心にさせて頂いていました。
皆で半年前から企画していたことが、こうやって形になって行くのは大変嬉しいですし、お客様の楽しんでくれる顔を考えるとワクワクしますね。
別注デザインの真骨頂とも言えますが、「そのブランドらしいアイテムに、ラバルバらしいエッセンスを加えること」が、今回しっかりと表現出来たので、とても特別感があるアイテムが出来たと思います。いや〜このバランス感は本当しびれますね。
自信を持っておすすめ出来る商品になりました。
ご協力頂きましたブランドの方々、誠にありがとうございました。
限定数ではありますが、この特別な機会にぜひ手に入れてください!
<3/23(土)発売>
【15周年記念別注】STILL BY HAND × La Barba バンドカラーシャツ
<好評発売中>
【15周年記念別注】and wander × La Barba トレックジャケット
<15周年記念アイテムの今後の発売予定>
・3/末 BRU NA BOINNE × La Barba ベラスタイ
・4/1(月) La Barba オリジナル 15周年記念Tシャツ
La Barba
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よりお買い物がし易くなりました。