アスレジャーは続くのか!?

アスレジャーという言葉が世の中に広まり始めてから約10年経ちました。10年経つとそろそろ世の中の人たちは飽きてくるのでは!?次のトレンドがくるのでは!?と思うのは私だけでしょうか。皆さんもきっと同じことを思っているはず!ということで、今回は「アスレジャーは続くのか!?」を書いていきます。

誕生から現在まで

アスレジャーファッションの始まりは今から20年ほど前に遡ります。

アスレジャー誕生

2000年の初めにアスレチックウェア・ブランドである「ルルレモン」が発信したスタイルが原点と言われています。

アスレジャーの流行

アスレジャーの流行は2010年頃から始まりました。ノームコアと同じく「いきすぎたファッションへの疲れや飽きという世の中の流れを反映したものだと言われています。従来であれば「ジムにはジム用のトレーニングウェア」「街着には流行を反映した服」といったTPOに応じた着こなしが当たり前でしたが、「ジムでも街着でも対応できる」シーンレス・TPOレスな着こなしへ広がっていきました。世界的な流れである「華美な見た目よりも着心地の良さや動きやすさを重視するエフォートレスな着こなし」への志向は、まさにアスレジャーそのもの。ライフスタイルが洗練される中で、健康への関心が高まっていることもブームを後押している要因の一つとなりました。

今とこれから

アスレジャーファッションは、この10年の間に進化をしながら成長してきました。流行をキッカケにアスレジャーファッションを手に取った方はこう思ったはずです。「こんな快適なアイテムきたらもう他の洋服着れないよ〜」「今まで以上にファッション性が高まり、世の中的にも認知されたアイテムなら日常のオシャレ使いにマスト!!」「これを知ってしまったもう後戻りはできない…」

分割払い決済サービスを提供するクラーナ(Klarna)の売上データによると、(スポーツウェアをカジュアルに取り入れた)アスレジャー部門での支出がどの消費者層でも増加している。2020年3月半ばより以前の平均的な週に比べると、アスレジャー製品に対する支出はミレニアル世代で平均37%、X世代で34%、Z世代で27%増えているというデータが出ています。

※ミレニアル世代とは、2000年代に成人あるいは社会人になる世代。X世代とは1960年代初頭または半ばから1980年代に生まれた世代のこと。Z世代とは1990年代中盤以降に生まれた世代のこと

そして、世の中の健康ニーズに合わせて、ファッション以外の分野でも様々な進化が遂げられてきています。

アップルウォッチによる生体管理

Apple Watchはシリーズを増すごとに、健康管理の機能が充実。手首に乗せた時計一つであらゆる健康データを管理することができるようになりました。また、Apple製品ならではの見た目の良さがあり、最近ではファッション感度の高い方も身につけています。

Apple Watchもアスレジャーファッションには欠かせない一つのアイテムではないでしょうか。

5G時代の到来による更なる加速

しかい、なぜ今、生体センサー分野が大きく脚光を浴びているのか!?そのきっかけの一つとも言えるのが5G回線の到来です。超高速、超大容量、多接続の5Gは刻一刻と移り変わる生体情報のデータを即時に送受信できます。そのため、従来の回線では難しかった膨大なデータのリアルタイムでの管理・解析が可能になります。

また、心拍数などから精神状態をモニターし、職場などでのストレスを検知して、改善策を呼びかけることで、人々のウェルビーイングをより加速させるという使い方も検討されています。その一方で、生体データの取得は、より詳細な個人情報の取得、ということもあり、情報をどのように秘匿・管理していくか、という面での課題も大きく、さらなる技術発展が必要な分野でもあります。

5Gの到来で私たちの健康管理は益々加速していくのではないでしょうか。

自宅トレーニング

皆さん「宅トレ」をご存知でしょうか!?宅トレとは自宅トレーニングの略です。有名トレーナーが提供するトレーニングを自宅で手軽にエクササイズできるということで、YouTubeで人気を集めています。コロナウィルスによる外出自粛を受け、増えたお家時間でお酒とご飯をついつい食べすぎコロナ太りしてしまい、それを解消する為に始めた方も多いはず。マンションやアポート暮らしの方への配慮で、下の階の方に響かないトレーニングも提供されています。オシャレなアスレジャーファッションに身を包めば、モチベーションも上がります。

アスレジャーは終わらない。

アスレジャーファッションは、もはや一過性のトレンドではなく、私たちの生活にはなくてはならない一部となりました。新型コロナウィルスの影響で、ワークスタイルが多用し、自宅で仕事をする方が増えていくことも考えると、動き易く快適なアスレジャーファッションは必須。また世の中が人が健康への意識が高まり、それに伴う様々なサービスが提供されている世の中の流れを考えると、これからも進化をしながら続いていくことでしょう!


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