ラ・バルバ「1%の熱狂」vol.13

皆さんこんにちは佐藤です。
今週はスタッフ4人と2019年SSの都内展示会へ、クリエイティブデザイナーの荒井ちゃんとは一緒に新しい工場さんを見学させて頂く機会を持つことができました。2019SSに向けた準備とその更に先を見据えた動きができたことは大変収穫でした。

さぁ、今日は荒井ちゃんが服を作る際に大切にしている視点を話してくれてます。

前回の「ブランドの外装的なデザインについて」「圧倒的なクオリティーについて」に続き、今回は「生地選び」についてです。

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皆さんこんにちは、クリエイティブデザイナーの荒井です。
今回は服を作る上で、材料のメインになってくる「生地」について、「僕たちが生地を選ぶ時に、どんなことを大切にしているか?」について、お話させて頂こうと思います。

現在のラバルバオリジナルでは、生地問屋が日本の生産元から集めて来た、数万種類の生地の中から厳選して使用しています。

この量の中から選ぶのは、なかなか大変そうに聞こえるかもしれませんが、この生地でどのような服を作り、どのようにお客様に着てもらえるか?を考えながら選ぶのは、とてもワクワクする作業です。

さて「僕たちが生地を選ぶ時に、どんなことを大切にしているか?」ですが、

1つ目は着心地です。
まず肌触りが良いもの、直接肌に当たる部分は特にチクチクしないものを選びます。
その上で伸縮性があって動きに負荷がかからないもの。
そして機能性も大切にしています。例えば暑い夏には速乾性や涼しさ、寒い冬であれば保温性が高いものなど、シーンにより素材の機能を使い分けています。

2つ目は、経年変化の仕方です。
生地を選ぶ時、自分の経験をベースに、その生地を使った服の2年後、5年後くらいの未来の姿を想像します。
そうすると、良い部分、悪い部分が思い浮かんで来ます。
良い部分としては例えば、洗うことで風合いが増す、良い色落ちの仕方をする、経年劣化が少ない、など。
悪い部分としては、生地が裂けてしまう、毛玉になり易い、縮んでしまう、経年劣化が早い、などなど。
洋服は消耗品です。布を使う服としては、一生着るのはなかなか難しいと考えています。
だからこそ、良い部分、悪い部分、どちらも想定し、出来るだけ良い状態で長く着てもらえるものを選ぶようにしています。

3つ目は、安っぽく見えないことです。
生地の厚み、表面の光沢感など、生地の種類それぞれに良く見える雰囲気があるので、実際の生地の値段がどうこうではなく、安っぽく見えないものを選ぶようにしています。
これには普遍的な部分以外にも、トレンドや時代性でお客様の見方が変わることもあるので、時代に合わせながら選択します。

以上の3つを大切にしていますが、全てに共通しているのは、見た目の派手さや物珍しさよりも、お客様がこの生地を使った洋服を日常で着用し時間を過ごすことで、どういう感覚や感情になるか?をよーく考え想像することです。
その感覚や感情が、目一杯良くなるような生地選びを心掛けています。

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