皆さんこんにちは、クリエイティブデザイナーの荒井です。
先日は「ラバルバオリジナル 2019年秋冬」向けの商品企画の為、都内の生地屋まわりと、神奈川まで縫製工場を見に行って来ました。
今回、生地屋は3件まわりまして、数万種類あるであろう生地の中から来秋冬シーズンに使いたい生地を見つけ出しました。気の遠くなるような作業なのですが、これらの生地が洋服になってお客様が喜んでもらえることを想像すると、とても楽しい仕事です。生地を見てからデザインが膨らむことも多々ありますよ。
僕たちが生地を選ぶときは、3つのことをイメージしながら選んでいます。1つ目は「着心地」、2つ目は「経年変化の仕方」、3つ目は「安っぽく見えない」ことです。
今回は、質感の良いウール生地や、ウール調の機能素材、様々なカットソー素材、などなど言ったらキリがないですが、約300種類くらいピックアップして来ました。
「厳しいことだなぁ」といつも感じることは、生地の値上がりに関してです。
生地の原材料は、毎年少しづつ値上がりしているのですが、今シーズンは特にウールの原価が高騰したそうですよ。
どこもかしこも原材料は値上がりしている話は良く聞きますが、皆さんの業界ではいかがでしょうか?
原材料を生産している人たちも必要に応じて値上げをしているはずなので、僕たちができることとしては、仕様や生産背景を工夫してコストをキープ出来るようにするか、デザインや価値を変えて、価格相応な商品企画をすることなどです。
どちらにしても、お客様にお得に買って頂けるよう全身全霊で最善のものを作るようにしていますので、そこはどうぞご安心くださいね。
この後は生地のスワッチと言われるサンプルを持ち帰り、企画デザインに生地を当て込みながら、また皆で打ち合わせをして進めて行きます。
そして今回はありがたいことに新規の縫製工場さんからオファーを頂いたので、工場を見に行って来ました。
一言で縫製工場と言っても、布帛の工場とカットソーの工場がありまして、これは実は野球とサッカーくらい違うものなんですよね。
今回行った工場はとても珍しく、布帛とカットソー両方縫える工場でした。
「野球とサッカーどっちも得意!」という、そんな選手なかなかいないですよね。
マイケルジョーダンが昔一瞬だけプロ野球選手やってましたね(笑)
縫製工場は今、高齢化が進んでいるのですが、素晴らしいことにここは比較的まだ若い工場でした。工場の方々はとても研究熱心で、様々な経験や技術もあり、柔軟にアップデートして行っている感じも伝わりました。やはり高齢化が進むと、技術をアップデートするのはなかなか難しいことなのですよね。それが出来ているのは、とても素晴らしいことだと思いました。
僕たちが今まで背景として持っていなかった技術もあり、これから仕事を依頼出来るのがとても楽しみです。
商品の方にも良い影響が出てくると思いますので、ぜひお楽しみにしてください。
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よりお買い物がし易くなりました。