ラ・バルバ「1%の熱狂」vol.61【ピンチ!! はたして完成するのか?オリジナル靴下製作の続き】

皆さんこんにちは、Netflixのテラスハウスにはまっているクリエイティブデザイナーの荒井です。

昨年から動き始めて、度々「1%の熱狂」でも動向を書いていました、長野の工場で作る「La Barbaオリジナル」初の靴下開発のお話の続きです。

前回の投稿はこちら、お時間ある方は読んでみてください。
ラ・バルバ「1%の熱狂」vol.54【新商品開発、実はテストと失敗だらけ?】

“年内の販売”を考え開発を進めているウール素材のソックスですが、ざっくりとここまでの開発状況をご説明しますね。

1回目のサンプル製作
肌触りの良いウール100%の糸を使用しサンプル製作をしました。これは肌触りはとても良かったのですが、糸が柔らかすぎて毛玉になりやすい為、ボツとなりました。う〜ん残念。

2回目のサンプル製作
肌触りはそのままに毛玉を改善すべく、ウールとアクリルの混ざった糸を使用し、サンプル製作をしました。そうすることで毛玉は見事おさまったのですが、今度は裏の起毛がきれいにかからず、内側の肌触りと見た目があまり良くなく、こちらもボツとなってしまいました。本当に商品開発は難しいものです。。。

そして、さらなる改善を目指すべく次のサンプル開発に挑もうと思っているところまでが、前回までお話したところでした。

そして次は3回目のサンプル製作に挑みますが、今年の冬に間に合わせたいので納期も近くなって来ており、そろそろ形が見えて来ないとヤバいです(汗)ピ〜ンチ!!

目指しているのは「ウール素材に裏起毛を配した、とびきり暖かい靴下」。
ここまでの課題と外せない条件は下記の3点。

①毛玉になりづらい
②裏の起毛がしっかりかかる
③ウール混率が高めの糸を使用

前回もお話ししましたが、難しいのは①と②の条件。この2つは相反する要素なんですよね。
「毛玉になりづらいということは、起毛もかかりづらい」
「起毛がかかりやすいということは、毛玉になり易い」

しかしこれが僕たちが考える、お客様にとって1番良いであろう「冬の靴下」の条件なので、妥協することはせず、この条件を満たすことが難しければ、製作を見送りすることも考えていました。

この条件をあらためて長野の靴下工場「タイコー」さんに相談し、長時間のミーティングで職人さん達と色々なお話をさせていただいたところ、一つの糸口が見えて来ました。
この相反する要素のベストを探すために考えてくれた手段はなんと「条件を満たす可能性のある全ての糸で起毛テストする」ことでした。
いや〜本当にこのご協力は、大変ありがたいことです。

今回の条件を満たしそうな糸は4種類あったので、この全ての糸でテストサンプルを製作することになりました。
そこから数週間、4種類のテストサンプルが仕上がって来ました。

いかがでしょうか??(カラーは本番と関係ない色で製作してます。)

ちなみにマニアックですが、それぞれの糸の混率はこんな感じ
1、アクリル70% ウール30%
2、アクリル70% ウール30%
3、アクリル80% ナイロン15% ウール5%
4、アクリル60% ウール25% ナイロン15%

写真では伝わりきらないですが、肌触りや起毛感は、どれも特徴があり全然違いました。
心配していた起毛は、このうちの3種類は合格点でした!よし!

そして、あとはこれらのサンプルを実際に何度か着用と洗濯を繰り返し、毛玉のなりにくさのテストを行いました。

その結果はというと、、、

このうちの1種類が、毛玉になりにくさも含め、僕たちが求めている条件を満たすものになりました。「やったー!!」

そして柄と色付けをし、完成したのがこちらの4色展開となります。

とてもおしゃれなカラーリングになったと思います。
裏の起毛はめちゃくちゃ気持ち良い肌触りで、暖かさが抜群です。
ぜひこれで足を暖めてもらいたいな〜。

今回、無理難題だと思うことも、妥協せずににチャレンジすることで最高の形になりました。
これには繰り返しのサンプル製作に協力をして頂いた工場の「タイコー」さん、サポートしてくれた太一さんはじめ会社のスタッフが協力してくれたからこそです。ありがとうございます!

こちらの「La Barba オリジナル」初の靴下は現在順調に量産を進めていまして「10月12日(土)」からいよいよ発売となります。限定各色100足です。

そう「10月12日」は、先日ブログでお伝えした「SYN: (シン)」のポップアップイベントと同時に発売スタートです。
実は「SYN:」で製作するソックスも、長野の靴下工場「タイコー」さんが製作しているんです。

イベントでは、ぜひ「SYN:」のソックス、「La Barbaオリジナル」のソックス、両方見に来てくださいね。

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