皆さんこんにちは、クリエイティブデザイナーの荒井です。
La Barbaオリジナルの秋冬商品が店頭に並び始めましたが、皆さんご覧頂けましたでしょうか?
今回はデザインや製作をしている、僕ならではの目線でいくつかのアイテムについて解説してみようと思います。
いわゆる商品説明ではなく、ここでしか聞けない製作秘話や裏話など。
まず一つ目は【ピカソボーダー】というカットソーについて
皆さんボーダーTシャツはお好きですか?
洋服の中でも定番柄なので、お好きな方も多いんじゃないでしょうか?
僕も好きな柄です。
設けているテーマの一つで「圧倒的オンリーワン」というものがあるのですが、この定番的な柄を使い、どこまでオンリーワンのものを作れるのか?を深く考えデザインしたアイテムでした。
例えば極論、袖を3本付けてみるとか、奇をてらえばオンリーワンのものを作ることは簡単ですよね。でもデザインとして求められるのは、「オンリーワンでありながら、それが人から求められるものになるかどうか?」のバランスです。
そこのところをめちゃくちゃ追求したアイテムでした。
今回のボーダーTシャツで言えば、「ラグランスリーブ」「フロントV」「袖後ろのスポーティーな切り替え」「裾ベンツ部分の配色テープ」この辺りが相まって、良いバランスの上で他には絶対にないオンリーワンのものに仕上がったと思います。
このデザインバランスに行き着くまでには、誰にも見せていないですが10以上はデザイン案を経て、辿り着きました。形になったことで、それも報われて良かった良かった。
新しいデザイン、形を作り出すというのは簡単ではないですね〜。
そして今回の商品名の由来になる「パブロ・ピカソ」ですが、皆さんご存知のスペイン人の画家さんですね。
彼は生前ずっとお気に入りのボーダーTシャツを愛用していたそうです。
そんなオンリーワンの彼がもし今健在なら、ぜひ着てもらいたいボーダーTシャツになっています。
2つ目は【流星シャツ、流星パンツ】の2つです。
これの着想は、「配色ステッチを入れたアイテムが今また新鮮なので、効果的にステッチを入れた商品をぜひお客様に提案したい」と考えたところからです。
より効果的にステッチを活かすためには、よくあるようなワークテイストのものではなく、スーツのような「きれいな素材」に対して、相反するような「太い番手」のステッチを入れることが面白いと思いました。
それを上手く表現できたのが、今回の流星シリーズです。
1番の特徴であるステッチには8番手という太さの、通常洋服には使われない太い糸を使って、インパクトを出しました。
この太さの糸で縫えるミシンを持っている工場はとても少なく、そして小回りの利かないミシンなので、縫う職人にも技術が必要なものになってきます。それゆえ珍しい仕様になります。
その製作の難しさからか、製作中もかなり職人とのやりとりをして、仕上がるまで何かと苦労がたえないアイテムでした。
おそらくまったく同じものは2度と作れないアイテムになるのではないかな?と思っていますので、気になっている方は今回のタイミングをお見逃しなく。
流星の名前の由来は、「流れ星の軌跡」のように見えるステッチから来ています。
ボディーのカラー、グレージュは夕方、ブラックは夜に流れる流れ星です。
このアイテムにはもう一つ小話があります。遡ること半年前、一度サンプルを製作したのですが 、実は企画会議にて一度ボツになってしまいました。
僕としては、新鮮なイメージのあるこのアイテムをとても気に入っていたのですが、「La Barbaオリジナルとして提案すべきものなのか?」という問いにちゃんとした返事が出来ず、そのまま流れてしまいました。
時間は流れそこから2ヶ月ほど後のオリジナル企画会議の中で
「やはり流れ星シリーズを作りたい!」
「あれを着て店頭に立ちたい!」
という声が店頭スタッフからもあがったことにより、なんと企画が復活し今回生産できる運びとなりました。
そんなアイテムも滅多になかったので、一つ記憶に残るアイテムになったな〜と思います。
そして入荷後のお客さまの反応も、かなり上々のようなので、とても嬉しく思います。
今回は以上となります。
ぜひ店頭、WEBにてご覧になってみてくださいね!
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よりお買い物がし易くなりました。